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【iDeCo】資産分配を見直してiDeCoの掛け金分配を再検討しよう

長期運用するうえで大切なのは、分散投資をしてリスクをコントロールすることです。

自分が許容できるリスクはひとそれぞれで、時間が経って考えが変わってくることもあります。

本記事では、自分のリスク許容度に合わせて資産のポートフォリオを見直して、個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛け金の分配を再検討します。

ご自分に合った投資バランスがわからない、どうやってポートフォリオを見直していいかわからない、というかたの参考になれば幸いです。

この記事でわかること
  • リスク許容度に応じた分散投資の方法がわかる
  • 実際にiDeCoで投資商品を見直す実例を見ることが出来る

分散投資って何を分散するの?

分散投資するときの『分散』って、そもそも何を分散するのでしょうか。

主に以下の2点を軸に考えます。

  • 投資する地域
  • 投資する商品

こういった地域や商品によって分類された投資区分のことを『アセットクラス』といいます。

アセットクラスの基本的な分類は、以下の4つが基本です。

これ以外にも、不動産投資信託(REIT)や金や原油などの商品もありますが、まずは基本の4つを抑えておきましょう。

アセットクラスの割合と組み合わせをどうするか?

さて、基本的なアセットクラスがわかったところで、分配(ポートフォリオ)をどうするかについて考えます。

なにか基準が欲しいところですが、私たちの大事な年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)』の運用ポートフォリオが参考になりそうです。

失敗が許されない年金運用において、「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」を行うために考えられた構成です。

GPIFの2019年8月現在のポートフォリオは、下のグラフのようになっています。

ポートフォリオを見てみると、株式と債券の比率が50%ずつになっています。

GPIFのウェブページを見てみると、実質運用利回りとして1.7%を最低限のリスクで確保することを目標にしたポートフォリオという説明があります。

ですから、このポートフォリオをベースにして、債券比率と株式比率を変更していくことを考えたいと思います。

GPIFのポートフォリオをローリスクな運用のベースとして、そこから株式と債券の割合を変えることで、以下のようにミドルリスク、ハイリスクな運用ポートフォリオが考えられます。

もちろん、債券割合をもっと多くすることで、より安全な資産運用をすることもできます

ハイリスク・ハイリターンなポートフォリオに変更してみる

わたしは現在、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用して資産運用しています。

30年以上の長期での運用をすることと、iDeCoという非課税の制度を利用することを考慮すると、積極的にリスクをとって大きめのリターンを狙うようなポートフォリオに変更したいと考えています。

現金などの安定した資産はある程度手元にあるし、国内債券などの低いリターンの商品では、「iDeCoの非課税で複利運用できる恩恵」を受けられないと考えるからです。

以上のような考えからiDeCoでの運用を100%株式で構成にするとして、次に考えるのが国内株式と海外株式の比率です。

更にいうと、海外株式を先進国と新興国の株式に分類することもできます。

つまり、国内株式・先進国株式・新興国株式の3つにどのように分配するかを考える必要があります。

わたしの場合は、下のグラフのように世界の株式の時価総額の比率に合わせてポートフォリオを構成しようと考えています。

運用する株の比率を世界の国内・先進国・新興国の時価総額のおおよその比率に合わせることで、世界経済の成長に合わせたリターンを見込めると考えます。

自分のiDeCo(個人型確定拠出年金)で購入できる商品を選ぶ

わたしの2019年7月末のiDeCo(個人型確定拠出年金)のポートフォリオの構成は以下のようになっています。

SBI証券のiDeCo口座で運用しています。

すでに掛け金の分配の割合は、株式が100%になっているので、その株式の分配割合を地域ごとに以下のように変更します。

  • 国内株式 :10%
  • 先進国株式:80%
  • 新興国株式:10%

※注意点、信託報酬が安いインデックスファンド(運用タイプがアクティブタイプでなくてパッシブタイプ)を選択すること

商品選定するうえで注意するべき点は、信託報酬が安いインデックスファンドを選択することです。

信託報酬は、資金を運用するファンドの懐に入るので、投資家にとっては確実にマイナスになります。

その結果として、アクティブな運用をするファンドのほとんどすべては、インデックスファンドのリターンよりも低いという過去の実績データがあります。

つまり、アクティブな運用をするファンドへの高い信託報酬は、投資家にとってマイナスになる可能性が高いので、信託報酬が安いインデックスファンドを選択するのがベストです。

見直した後のiDeCoのポートフォリオ

わたしが見直しをした後のポートフォリオをお見せします。

SBI証券のiDeCo口座で運用していますので、そちらで購入できる商品から目的のものを選定しています。

赤文字の部分が今回の見直しで変更する点です。

国内株式については、運用タイプをアクティブからパッシブな商品に変更したので、国内インデックスに連動するようになりました。

その結果、国内株式の信託報酬が1.62%から0.17%に大幅に削減できました。

次に、海外株式のうち先進国株式を80%の構成比率にします。

以前から購入していたニッセイ外国株式インデックスは、信託報酬も十分に安くリターンも期待できる商品なので、構成比率を30%から一気に80%にしました。

最後に新興国株式ですが、2~3の選択肢がありましたが、信託報酬が安いEXE-i新興国株式ファンドを選択します。

それぞれのファンドの選定理由も表に記載していますので、気になるかたはご覧ください。

まとめ

本記事では、ポートフォリオの考え方を学んで、それをもとに実際に自分のiDeCoの資産運用のポートフォリオに反映してみるところまでを実践してみました。

わたしが構成したポートフォリオが、誰にとってもベストということではないですが、自分自身で考えて変更してみることが、資産運用の知識や経験を得るきっかけになります

例えば、ポートフォリオに合った商品を実際に選んでみることによって、投資信託の信託報酬として何パーセントなら妥当なのかということがわかってきます。

そうすると、最近出てきたロボアドバイザーって有利な仕組みなのか、そうでないのかなども自然にわかるようになってきます。

学びと実践を繰り返すことで得られる知識や経験があることを実感することが出来ました。

まとめ

  • ポートフォリオは株式と債券の割合でリスクとリターンを考える
  • 自分のリスク許容度にあったポートフォリオにする
  • ポートフォリオにあった商品を自分で選ぶことで、実践的な知識が得られる