仮想通貨投資

【低リスク仮想通貨投資】デルタニュートラル戦略のやり方・手順を解説(Bybit編)

仮想通貨のデルタニュートラル戦略は、仮想通貨投資の値動きに関係なく金利で稼ぐことができるので手堅い運用ができます。

しかも、いつでも始めたり・やめたりできるのに、国内のレンディング金利よりもはるかに高い利回りが狙えます。

そんな夢のような、仮想通貨の運用方法が「デルタニュートラル運用」です。

しかしながら、仮想通貨に慣れていない人にとっては・・・

  • 何から手を付ければいいのかわからない
  • 海外の取引所を使うのは不安
  • ビットコインの送金方法がわからない

といった悩みがあるかもしれません。

本記事では、実際の取引所の操作画面を例にしつつ、「デルタニュートラル運用」のやり方を解説します。

本記事でわかること

  • デルタニュートラルを始めるときの手順がわかる
  • デルタニュートラルの運用手順がわかる
  • デルタニュートラルの注意点がわかる

デルタニュートラル運用を始める前に

実際の手順を確認する前に、「デルタニュートラル戦略とは何か?」について理解しておいた方が良いでしょう。

仕組みを理解しないで手順を実行することは、ゴールを理解しないで出発することと同じなので、とっても危険です。

以下の記事で、デルタニュートラルについて詳しくご説明していますので、よくわからない場合は一読してみてください。

▼ デルタニュートラル戦略についてわからない方は、こちらをご覧ください。

デルタニュートラル運用の流れ

デルタニュートラル運用の流れについてご説明します。まずは全体から把握してください。

手順を前半・後半の2つのパートに分けています。

前半部分は、「デルタニュートラルを始める手順」になります。

★デルタニュートラル手順【開始編】

STEP1.国内の取引所の口座開設をする

STEP2.海外の取引所の口座開設をする

SETP3.国内の取引所の口座に日本円を入金する

STEP4.国内の取引所でビットコインを購入する

STEP5.海外の取引所にビットコインを送金する

STEP6.海外の取引所でビットコインをレバレッジ1倍でショートする

後半部分は、「デルタニュートラルを運用していく手順」になります。

★デルタニュートラル手順【運用編】

STEP1.Funding Rateを確認する

STEP2.Funding Rateが付与されたことを確認する

STEP3.Funding Rateで稼いだBTCを担保に追加でショートする

STEP4.デルタニュートラルの運用資金を増やす

STEP5.デルタニュートラルを解除する

STEP6.国内取引所に送金して出金する

それぞれの手順へのリンクは、上にある本記事の目次から飛ぶこともできます。

管理人ヤギ

それでは、手順を解説していきます!

デルタニュートラル手順【開始編】

まずは、デルタニュートラル運用を始める手順について解説します。

STEP1.国内の取引所の口座開設をする

海外の取引所にビットコインを送金するために、国内の取引所で口座を開設します。

本記事での手順は、国内取引所「GMOコイン」を利用する前提でご説明します。

めぼしい取引所は一通り開設しておくことをお勧めします。なぜなら、運用に使うビットコインを仕入れるときに「そのときに最も安い取引所で購入する」ことができるからです。

下の取引所のなかで、入出金手数料が無料のGMOコインに加えて、2~3社で口座開設しておけばOKです。

ブログ管理ヤギ

試しに小ロットで始めるなら、入出金手数料が無料のGMOコインがおすすめ!

慣れてきて運用するロットを増やすなら、その時に最も安く買える取引所から買おう!

  • GMOコイン+2~3社で口座開設しておく
  • そうすれば、運用に使うビットコインを安いところで仕入れられる
  • 口座開設は早くても数日かかるので、考えるよりも行動を(機会損失をなくす)
  • 本記事の手順はGMOコインの画面で解説

STEP2.海外の取引所の口座開設をする

国内の取引所の口座開設を待っている間に、海外の取引所の口座を開設します。海外の取引所は、メールアドレスさえあれば、数分でアカウント作成できるので楽勝です。

本記事の手順は、海外取引所「Bybit」を利用する前提で説明していきます。

海外の取引所で、Funding Rateをもらえるところはいくつもありますが、2021年4月現在で最もFunding Rateが高騰しやすいのが「Bybit(バイビット)」です。おそらくこの傾向はこの先も続くでしょう。

以下のリンクから口座を開設できます。

>>Bybit 公式ページ

口座開設の手順はかんたんなので、手順は省略します。

  • 海外の取引所の口座開設は、Funding Rateが高い「Bybit」のみでOK
  • メールアドレスがあれば数分でアカウント登録ができる
  • 本記事の手順では「Bybit」の画面で解説

SETP3.国内の取引所の口座に日本円を入金する

デルタニュートラル運用に利用するビットコイン(BTC)を購入するために、国内の取引所に日本円を入金します。

下の画面のように、GMOコインの画面で「入出金 日本円」を選択して、「即時入金」をクリックします。

好きな銀行から入金をします。お試しで始めるなら、数万円くらいの入金でも大丈夫です。

GMOコインなら入出金手数料が無料なので、試しに少額から始めたい場合は、数万円くらいでもOKです。

問題なく完了すれば、数分で入金することができます。

  • お試しで始める場合は、数万円くらいの入金でもOK
  • 「即時入金」なら数分で着金します

STEP4.国内の取引所でビットコインを購入する

いよいよ、デルタニュートラル運用で利用するビットコイン(BTC)を購入します。

下の画面のように、「取引所 現物取引」をクリックして、「ビットコイン」を選びます。

GMOコインは指値のほうが手数料が安いので、できれば指値で注文しましょう。

購入数量は自分が入金した資金の範囲で好きな数量でOKです。

  • 必ず「取引所 現物」の「ビットコイン」を選ぶこと
  • 「レバレッジ取引」「販売所」「暗号資産FX」はNG

STEP5.海外の取引所にビットコインを送金する

本記事の手順では、国内取引所「GMOコイン」で購入したビットコイン(BTC)を、海外取引所「Bybit」に送金します。

Bybitの個人資産画面に移動

ビットコインを送金するときは、はじめに送金先のアドレスを確認しておく必要があります。

今回の場合は、GMOコインからBybitへの送金なので、Bybitのアドレスを確認します。

Bybitの画面にログインしたら、画面右上のアカウントのメニューから「個人資産」を選択します。

BybitのBTCウォレットのアドレスの表示

個人資産の管理画面に移動したら、下のように「ウォレット」項目から「BTC」の行を見つけます。

その行の右端にある「アクション」項目の「入金」をクリックすると、下のようにBybitの自分のアカウントに紐づいた「BTCウォレットアドレス」が表示されます。

BTCウォレットのアドレスをコピーします。

  • 必ずBTCウォレットのアドレスであることを確認する
  • 間違ったアドレスに送金するとコインが失われることもあるので注意

GMOコインからBybitにBTCを送金

GMOコインの取引画面で、「入出金 暗号資産」をクリックして、通貨「ビットコイン」を選びます。

さらに、画面上部の「送付」をクリックすると、ビットコインの送金画面になります。

下の画面の真ん中あたりにある、「新しい宛先を追加する」を選択して、さきほどのBybitのアドレスを登録します。いちど登録しておけば、2回目以降は送金先を選ぶだけです。

送金先が登録出来たら、送金先を選択、右側の画面でビットコインの送金数量を入力、2段階認証コードを入力して送金できます。

GMOコインは送金手数料が無料なので、初めての送金は少額で試すのが無難です。

2段階認証の設定が済んでなければ、先に済ませておきます。

Bybitの画面でBTCの着金を確認する

Bybitの右上のアカウントメニューの「個人資産」をクリックして、下の画面のように「ウォレットの残高」にGMOコインから送金したBTCが反映されていればOKです。

BTCの送金には通常1時間~数時間がかかるので、着金するまで待ちましょう。

  • BTCの送金には、通常1時間から数時間かかります
  • 間違ったアドレスに送金すると永久に失われます
  • まずは少額で試してみることをおすすめします

STEP6.海外の取引所でビットコインをレバレッジ1倍でショートする

BTCの現物を担保(証拠金)として、レバレッジ1倍でショートします。

「インバース無期限 BTCUSD」の取引画面を表示する

Bybitのトレード画面で、下の画像のように「インバース無期限 BTCUSD」の取引画面に移動します。

  • 「インバース」は、預け入れた仮想通貨を証拠金にして取引をすることができる
  • 今回はBTCを証拠金とした取引なので、「インバース無期限 BTCUSD」を選ぶ
  • ETHでデルタニュートラルをするときは、「インバース期限 ETHUSD」になる

BTCを分離マージン1倍でショートする

取引画面で板を見ながら、レバレッジ1倍でショートします。手数料が安いので「指値」で注文することをおすすめします。

証拠金モードは「分離」マージンを選択します。すると、レバレッジを変更できるようになるので、「1.00x」=1倍に変更します。

指値を入力したら、「数量」に入力せずにすぐ下のバーにある「100%」を選択しましょう取引数量が自動的に計算されて、数量に反映されます。

最後に「売り/ショート」をクリックして注文完了です。

注文が約定したことを確認する

注文が約定すると、取引画面の下の方にポジションが表示されます。

正しくレバレッジ1倍ショートができていれば、「強制決済価格」が「999999.00」と表示されます。

これは、 BTCの価格が100万ドル(約1億円)になるまでロスカットされないことを意味しています。

※通常ならば、BTCの価格が上がれば、ショートポジションは損失が出ます。しかし、BTCを担保とした1倍ショートでは、「ショートポジションの損失」と「担保のBTCの価格上昇」が同じになり、プラマイゼロなのでロスカットされません。

  • 強制決済価格が「999999.00」となっていればOK、なっていなければ何らかのミスをしています
ブログ管理人ヤギ

以上で、デルタニュートラル運用が開始されました!

デルタニュートラル手順【運用編】

デルタニュートラルの運用が開始できたら、あとは増えるのを待つだけいいのですが、運用状況を管理する手順についても知っておきましょう。

STEP1.Funding Rateを確認する

Funding Rateの確認方法についてご説明します。

次回と次々回のFunding Rateを確認する

「インバース無期限 BTCUSD」の取引画面で、下の赤枠のように次回のFunding Rate確定値と付与されるまでの時間が表示されます。

カーソルを上に乗せると、さらに次(次々回)の予測値も表示されます。

  • Funding Rateが付与されるのは1日3回、日本時間で1時、9時、17時
  • 値がプラスならショート側が受け取り、マイナスならショート側が支払い

過去のFunding Rateを確認する

過去のFunding Rateを参照したい場合は、取引画面の上にある「契約情報」メニュー「インバース無期限 基本データ」をクリックして、次の画面の左側の「資金調達履歴」を選びます。

過去のデータを一覧で確認したり、CSVでエクスポートすることができます。

STEP2.Funding Rateが付与されたことを確認する

Funding Rateが付与されたら、アカウントメニューの「個人資産」から確認できます。

運用を始めてから時間が経てば、ショートポジションに対する「未実現損益」がプラスかマイナスで表示されますが、気にする必要はありません。

運用中は、基本的に「合計資産」のところの「○○○USD」を見ていればOKです。このUSDの金額が徐々に上がっていっていれば、正しくデルタニュートラル運用ができています。

【重要!】デルタニュートラルでは、BTCの増減を見てはいけません。合計資産のUSDが増えていくことをチェックします。

Funding Rateが付与されてから反映されるまで、数時間かかることもあるので焦らず何度か確認してみてください。

Funding Rateを受け取ると、その分だけ「利用可能残高」が増えていきます。増えた金額をここでチェックしてもよいでしょう。

  • 合計資産のBTC数量が減っても、BTCの価格が上がってるので、USD換算ではプラマイゼロになる
  • デルタニュートラルの運用中は、BTC数量の増減を気にする必要はない
  • Funding Rateが付与された結果、BTCとして利よ可能残高が増える
  • Funding Rateが付与されてから反映されるまで、数時間かかることもある

STEP3.Funding Rateで稼いだBTCを担保に追加でショートする

Funding Rateが付与されると、ドルではなくBTCとして自分のウォレットに追加されます。

つまり、デルタニュートラルで運用を続けると、下の図のようにショートヘッジされていない「裸のBTC」が増えていくことになります。

この部分が、前の手順で確認した「利用可能残高」です。

デルタニュートラルで運用を続けると、Funding Rateの金利として付与された分のBTCの価格が上下して、個人資産画面の「合計資産の○○ドル」の部分も増減するようになります。

この利用可能残高を、そのままBTCとして持っておくか、追加で1倍ショートして複利運用するのかは自由です。

もしデルタニュートラルで複利運用をするなら、次の手順で1倍ショートします。

BTCを分離マージン1倍でショートする

手順は初めに1倍ショートしたときと全く同じです。

指値、分離マージンを選択して、レバレッジを1.00xとします。

指値の価格を入力して、下のバーから100%を選ぶと、利用可能残高に応じた数量が自動で入力されます。

最後に「売り/ショート」で完了です。

下の画面のように、ポジションの「数量」が追加ショートの金額が増えて、「強制決済価格」が変わらず「999999.00」であればOKです。

STEP4.デルタニュートラルの運用資金を増やす

手順のはじめの方で、試しに小ロットで運用してみることをおすすめしました。

途中からデルタニュートラルで運用する資金を増やしたい場合は、これまでの手順のとおり海外取引所にビットコインを送金して、上のSTEP3の手順と同じように1倍ショートを追加すればOKです。

ですので、操作手順は省略します。

STEP5.デルタニュートラルを解除する

デルタニュートラルを解除するときは、1倍ショートポジションを決済するだけです。

下の画面のように、ポジション画面の右の方にある「決済注文方法」から指値または成行を選びます。

もちろん、手数料の安い指値をおすすめします。

STEP6.国内取引所に送金して出金する

デルタニュートラル運用を終了するときは、STEP5.でポジションをクローズしたあとに、BTCを日本の取引所に送金します。

送金する方法は、運用を始めるときにやったのとは逆のことをします。国内取引所のBTCアドレスを確認して、Bybitから国内取引所に送金します。

送金したBTCを売却して日本円にしたら、銀行に出金するように手続きします。

海外の取引所から日本の銀行に直接出金できないので、運用開始時の逆の流れで日本円にして出金します。

ブログ管理人ヤギ

以上で手順は終了です。お疲れさまでした!

まとめ

本記事では、実際の取引所の操作画面を例にしつつ、「デルタニュートラル運用」のやり方を解説しました。

デルタニュートラル戦略をする一番のメリットは、BTCの価格が上がっても下がってもその影響を受けないことです。

価格が気になって仕方ないということもないので、放置しておけばよいというのがうれしいですね。

ただし、運用はリスクやデメリットを理解したうえで、自己責任でお願いします。くわしくは、本記事の冒頭にリンクがある、デルタニュートラルの解説記事でご確認ください。

▶ 運用実績についてはこちらの記事をご覧ください。

  • ビットコインを仕入れる国内取引所は、GMOコイン、bitFlyer(ビットフライヤー)、Coincheck(コインチェック)がおすすめ
  • デルタニュートラル運用する海外取引所は、Bybitがおすすめ
  • 複利運用するならFunding Rateの金利分も追加ショートする