元本保証

【元本保証の運用】おすすめの資産運用には何がある?ネット銀行預金と個人向け国債を比較

そろそろ資産運用をはじめてみたいけど・・・

「損をするのはイヤだ」
「元本が保証されている運用方法はないの?」

なんてお悩みはないでしょうか?

本記事では、元本が保証される資産運用について、ネット銀行預金と個人向け国債を中心にメリット・デメリットを比較しつつご説明いたします。

本記事の対象読者

  • 元本保証型の資産運用方法が知りたい
  • 個人向け国債について知りたい


元本保証と元本確保の違い

「元本保証」とよく似た言葉で「元本確保」という言葉がありますので、まずは意味の違いについてご説明します。

資産運用における「元本保証」とは、運用期間が満期を迎えると元本が確実に返還されることを指しています。

一方で「元本確保」とは、運用期間が満期を迎えると基本的に元本が返還されるという点は同じなのですが、仮に満期を迎える前に運用組織が財政破綻をした場合には、元本が返還されない可能性があります。

元本確保型は、運営する母体の財政が破綻すると、元本割れする可能性(信用リスク)があります。

元本保証・元本確保型の5つの運用方法をご紹介

「元本保証」「元本確保型」の資産運用について、以下の5つをご紹介します。

  1. 銀行預金
  2. 個人向け国債
  3. 地方債
  4. 社債
  5. 貯蓄型保険

このなかで、元本保証は銀行預金のみですが、実際には個人向け国債も元本保証といって差し支えないと考えられますので、その点についても以下にご説明します。

銀行預金と個人向け国債が手堅い選択になる

上に挙げたような運用方法はすべて、運営する母体が破綻する「信用リスク」をはらんでいます。

たとえば、銀行預金・社債・保険は、運営している企業が倒産するという信用リスクがありますし、国債や地方債ですら国や地方自治体が財政破綻(デフォルト)する可能性があります。

しかし銀行預金は「預金保険制度」という法律によって預金が保護されているため、仮にお金を預けている銀行が経営破綻をしても、1000万円までは確実に返還されます。

上に挙げた5つのうち、厳密な意味での元本保証は銀行預金の1000万円までのみとなりますが、個人向け国債も実質的に元本保証といって問題ないです。

なぜなら、日本の財政が破綻する可能性はかなり低く、米格付け機関の大手であるS&Pやムーディーズの日本国債の格付けをみても、2020年7月時点で「シングルA」ランクは維持しており、信用力が評価されているからです。

仮に日本国債の格付けが今後引き下げられたとしても、個人向け国債の場合は直近2回分の利息をペナルティとして支払うことで、元本割れせずにいつでも解約することができます

銀行預金と個人向け国債は、元本保証の安全性の高い運用方法です。

地方債、社債、貯蓄型保険は選択肢として中途半端

社債、地方債、貯蓄型の保険も元本確保型ではありますが、銀行預金や個人向け国債に比べると信用リスクがあります。

そのため、銀行預金や国債に比べると少しだけ利回りがよくなる傾向がありますが、リスクとリターンの関係を考えると資産運用としては中途半端な選択という印象があります。

資産運用の初心者は、「社債」「地方債」などを運用の選択肢に入れる必要は全くありません。

元本保証の資産運用で得られるリターンはどれくらい?

2020年7月時点では、ネット銀行預金の利息が年利0.1%〜0.2%個人向け国債は0.05%となっています。

利回りが低すぎてガッカリされるかもしれませんが、日本の長期金利は低金利の状態が続いているので今後もしばらくはこの水準を大きく超えることはないでしょう。

こういった基準というか常識的な感覚をもっていれば、元本が保証される資産運用で年利1%を超えるようなオイシイ話が転がってきたときに、サギだとすぐに気がつくことができます。

元本保証で高利回りのオイシイ資産運用なんて、絶対にありませんので注意しましょう。

ネット銀行預金と個人向け国債のメリット・デメリットを比較

元本保証の資産運用として、ネット銀行預金と個人向け国債について検討してみます。

ネット銀行は普通預金がおすすめ

ネット銀行に預金する場合の選択肢としては「普通預金」「定期預金」があります。

意外だと思われるかもしれませんが、どちらもほとんど金利が変わらないので、いつでも引き出し可能な普通預金をおすすめします。

個人向け国債は「変動10年満期」がおすすめ

個人向け国債のほうも金利が固定される「固定3年満期」「固定5年満期」と、金利が変動する「変動10年満期」があります。

個人向け国債は、保障される最低金利が0.05%となっている運用商品なのですが、3年・5年・10年ともに2020年7月現在では0.05%で張り付いています。

3つのうちどれが投資先として候補になるかというと、現在の最低保証金利0.05%で固定される3年・5年よりは、今後の金利変動にも連動できる10年
方が良いといえます。

ネット銀行預金と個人向け国債のメリット・デメリットを比較

サービス内容について、両者を比較してみます。

→横にスライドできる表

ネット銀行預金(普通預金)個人向け国債(変動10年)
元本保証
リターン0.1〜0.2%0.05%(変動)
引き出しいつでも可中途解約可
その他手数料などの特典

比較表を見ればわかるように、ネット銀行の普通預金は、利息が高いうえにいつでも引き出しが可能なので、個人向け国債に比べて圧倒的に有利であるといえます。

また、ネット銀行のメリットとして、ある程度まとまった金額を預金しておくと、ATM手数料や他行振込手数料が一定回数無料になるという特典があります。

たとえば、銀行のATM等の手数料を月に500円払っているなら年間で6000円の節約になりますので。

実際に計算してみると、金利メリットよりも手数料の節約効果のほうが大きいというひとのほうが多いのではないでしょうか。

将来、日本の長期金利が上昇して個人向け国債の金利型が0.5%くらいになってきたら、安全な資産運用として選択肢に含めても良いですね。

▼ネット銀行の選び方については、こちらの記事をご覧ください。

元本保証型の資産運用の活用方法

株式のようなリターンが見込める投資商品と、ネット銀行や個人向け国債のようなリスクの低い運用方法をバランス良く組み合わせることで、リスクとリターンをうまくコントロールしつつ資産を運用することができます。

このような資産の配分のことをアセットアロケーションといいますが、自分にあったアセットアロケーションを決めることが資産運用の第一歩といえます。

▼アセットアロケーションの決め方について以下の記事で詳しくご説明しています。

まとめ

本記事では、元本保証型の資産運用についてご説明しましたがいかがだったでしょうか。

いまの日本のように長期金利の低迷が続いている限りは、ネット銀行の普通預金が最も安全で、なおかつ利息を上回るメリットが有る運用方法であるという結論となりました。

本記事が、あなたの資産運用を検討する一助になれば幸いです。

  • 元本保証ならネット銀行の普通預金がおすすめ
  • 個人向け国債は今後の金利変動によって選択肢になる
  • 社債・地方債などは選択肢に含める必要なし