家にいるときに趣味でネットサーフィンや動画鑑賞をしたり、ネット関連の副業をするときに、パソコンは必須アイテムです。
パソコン選びの際に候補になるのが、最近話題のChromebook(クロームブック)ですね。
ですが、Chromebookを使ったことがない人からすると・・・
- Chromebookってコスパがいいって聞くけどほんとう?
- ChromebookはWindowsやMacとは違うの?
といった悩みはないでしょうか。
本記事では、本ブログ管理人がChromebookを実際に使ってみてわかったメリットやデメリットなどについてご説明いたします。
本ブログで解決できるお悩み
- Chromebookに興味があるけど踏み出せない
- WindowsやMacとの違いが知りたい
- Chromebookを使ってみて困ったことが知りたい
タップできる目次
Chromebookってなに?特徴をカンタンに解説
まずは、Chromebookについてカンタンにご説明します。
Chromebookは、Googleが開発した「ChromeOS」をOSとして採用しているノートパソコンです。
Chromebookの代表的な特徴をいくつかあげると・・・
- ネット検索、動画視聴、書類作成などのほとんどの作業をブラウザChromeで行う
- Chromebookに対応しているAndroidスマホ用のアプリであればインストールして使える
- データの保管はクラウドストレージがメイン
- Androidスマホやタブレットなどのデバイスでも同じ環境で利用できる
- パソコンの買い替えの際にも、データの引っ越しや再設定の作業も必要なし
こんなところでしょうか。これらについて詳しくご説明していきます。
初めてのChromebookにおすすめの機種
本ブログ管理人が購入したChromebookは、以下の機種です。
『Google Chromebook Lenovo ノートパソコン 14.1型HD液晶 英語キーボード S330』
本記事を書いている2020年10月時点では、税込みで26,800円となっています。
いまどきスマホでも2万円台なら安いほうですから、ノートパソコンとしては超格安です。
スペックについてもカンタンにご紹介します。
- ブランド Lenovo
- Display Size 14 インチ
- OS Chrome OS
- CPU MediaTek 2.1GHz
- メモリ 4GB
- ハードディスク 32 GB
- 重量 1.5 キログラム
最近のWindowsやMacの標準的なスペックのノートパソコンと比べると、メモリは少なめで、内蔵ディスクの容量も圧倒的に小さいのが特徴です。
その理由については後でご説明しますが、低スペックでも軽快な動作を実現しているがゆえに、価格は2万円台で購入できるわけです。
重要なのはスペックではありません、やりたいことができるかどうかです。
結局、Chromebookを買ってよかったの?後悔してるの?
本ブログ管理人の個人的な感想ではありますが、Chromebookを購入して良かったです。
これまで買ってきたすべてのWindowsのパソコンを含めても、Chromebookの満足度はダントツ1番です。
ちなみに、わたしがChromebookでやっていることは、以下のようなことです。
- ネットサーフィン
- ブラウザで提供されている色々なサービス
- メール利用
- ネットショッピング
- ユーチューブ
- 映画鑑賞
- ブログ作成
- 電子書籍の読書
- 電子書籍の出版
- ツイッター・インスタ
- エクセル・パワポで資料作成・画像編集
ChromeOSということで、できること・できないことは確かにありますが、それはWindowsでもMacでも同じこと。
Chromebookで出来ないこと(WinやMac向けアプリ)は、代替手段を探すことで解決できることが多いです。
代替手段というのは、Webブラウザで提供されているサービスとか、類似のAndroidアプリです。
ビジネス利用では、どうしても必要なソフトウェアやアプリがあるかもしれませんが、プライベート利用ならほぼ問題なし。
むしろ、軽快な動作、面倒な設定が不要、スマホやタブレットとの同期など、メリットがたくさんあるのでストレスフリーになります。
パソコンを使うときのストレスの多くは、WindowsというOSに起因していたことに気が付かされました。
データはクラウドに保存するのが基本なので、いままでとは違った使い方に慣れないといけませんが、2ヶ月位で慣れてしまいます。
Chromebookに慣れてしまえば、プライベートでは今後もChromebookが第一候補になります。「セカンド機に低スペックのWindowsパソコン」を持っておくのはありかもしれません。
Chromebookは使い勝手とコスパを両立しているので、ほぼすべての人にとって第一の選択肢になりうる
Chromebookを使ってみてわかったメリット
実際に使ってみてわかったメリットについてご紹介します。
パソコンの起動・停止が速い・OSが軽量・軽快
ChromebookはOSが軽量なので、パソコンの起動と停止も速いです。
実際に測定してみらたところ、OS停止状態からブラウザが使えるようになるまで、だいたい10秒くらいでした。
また、Windowsを使っていた頃はメモリ8GB、内蔵ディスク100GBのスペックでしたが、Chromebookでは4GB、32GBでも足りています。
メモリは4GBでもChromeOSが軽量なのでサクサク動きますし、データは基本的にクラウドに保存するので内蔵ディスクは32GBで充分です。
データ保存はすべてクラウドストレージに保存するのでデスクトップがキレイになった
Windowsを使っていると、ついついデスクトップにファイルを置いてしまって、気がつくとデスクトップがゴチャゴチャしていませんか?
Chromebookでは、そういったことは起きません。なぜなら、Chromebookには内蔵ディスクに保存する概念がないからです。
その証拠をお見せします。わたしのChromebookのデスクトップがこちらです。

きれいなものです。
一応ダウンロードフォルダがあるので、内蔵ディスクにファイルを一時保存することはできますが、長期保存はあくまでクラウドストレージ。
Googleの「Googleドライブ」やMicrosoftの「OneDrive」などのクラウドストレージは、一定の容量までは無料で利用することが出来ます。
スマホやタブレットと同じ環境で利用できる
データをクラウドに保存するということは、ほかのChromebook端末・スマホ・タブレットからも同じようにファイルを参照できることです。
さらに、それらのデバイスで同じGoogleアカウントを使えば、ブラウザの環境やユーチューブの環境はもちろん、Gmail、グーグルフォト、GoogleKeepなどのサービスのデータも共有できるのですごく便利です。
たとえば、Androidスマホで撮った写真をGoogleフォトでクラウドに自動的に保存できるので、パソコンから手間なく参照できます。
同じように、GoogleKeepはメモ帳アプリですが、思いついたことをスマホでメモしておけば、パソコンからも参照できます。
スマホ・タブレット・Chromebookでデータ共有ができて、同じ環境になるので、快適さがハンパない
Chromebookは面倒な初期設定が不要
デバイス間でデータを共有したり、Googleアカウントで設定やサービスを共有できます。
そのため、Chromebookを買い替えてもデータの移行やパソコンの設定をし直すといった作業がほとんど不要になります。
やることがあるとすれば、お気に入りのAndroidアプリをGooglePlayを利用してインストールするだけです。
パソコンを買い替えたときの憂鬱な設定が不要
Androidアプリがインストールできる
Chromebookには、WindowsやMac用のソフトウェアをインストールすることはできません。
その代わりにAndroidアプリをインストールすることができます。
スマホ用のアプリはインストールしてもうまく動作しないこともありますが、Chromebookに対応したアプリならスマホと同じアプリを使えます。
Chromebookは、スマホと同じような感覚で使えるノートパソコンだと考えるとイメージしやすいかもしれません。
Windowsネイティブ世代には受け入れにくいかもしれませんが、スマホネイティブの世代なら違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。
Chromebookは、スマホ感覚で使えるノートパソコン
2万円台からの価格設定なのでコスパがいい
Chromebookは、コスパがとてもいい理由は主に2つあります。
- 低スペックでも快適に動作すること
- OSがやOfficeの高額なライセンスが不要
Chromebookを使うということは、MicrosoftやAppleの高額なライセンス料から解放されることでもあります。
MicrosoftとAppleの高額なライセンスから解放される
Chromebookのデメリット
Chromebookを使ってみて、困ったこともいくつかありましたのでご紹介します。
WindowsやMac向けのソフトウェア・アプリが使えない
Chromebookには、WindowsやMac向けのソフトウェアをインストールすることはできません。
ですから、そういったアプリは利用できないのでデメリットといえます。
対処方法としては、ブラウザで利用できる代替サービスやChromebookで利用できる類似のアプリを利用することです。
もし代替できるようなサービスやアプリがなければ、諦めるしかありません。
ただし、これはWindowsユーザーでもMacユーザーでも同じことがいえますのでChromebookだけのデメリットというわけではありません。
ローカルマシンのパワーが必要な用途には向いていない
Chromebookに明らかに向いていない用途として、2つ考えられます。
- 数十GB以上のファイルをたくさん扱う、たとえば動画編集
- パソコンのCPUやGPUを使うようなアプリやゲームをする
わたしはゲームはやらないので詳しくはありませんが、マシンパワーが必要になるようなゲームは向いていないと思います。
Chromebookの内蔵ディスクは数十GBなので、それ以上のファイルを頻繁に扱うのであれば、ローカルでは保存できません。かといって、それをクラウドストレージにアップロードするのも現実的ではありません。
以上、2つのパターンではChromebookは不向きです。
- マシンパワーが必要なアプリやゲーム、大容量ファイルの操作には向いていない
- そういった用途を除外することでChromebookは高コスパを実現している
ChromebookのよくあるQ&A
Microsoft Office(WordやExcel)は使えるの?
Chromebookでオフィス系ソフトウェアを利用する方法はいくつかあります。
- Google ドキュメントを使ってOfficeファイルを編集する(無料)
- Google PlayストアでMicrosoft Officeアプリをダウンロードする(有料)
- Officeオンラインを利用する(無料)
Googleドキュメントは、Microsoft Officeと互換性があるので、ファイルを操作することができます。
しかし、いままで慣れているものから変えることに抵抗を感じるかもしれません。
引き続きMicrosoft Officeを使いたいなら、有償版のアプリをChromebookにインストールするか、Officeオンラインを無償で利用することができます。
- OfficeオンラインならブラウザでOfficeが無料で使える
- Windowsのインストール版とは操作性が少し違うので慣れが必要
Chromebookのおすすめ機種は?
はじめて使うなら、まずは2万円台の機種からでも良いと思います。
内蔵ディスクの容量が小さいことに不安を覚えるかもしれませんが、正しい使い方をすれば、ほとんど必要ないです。
メモリも4GBで充分です。WindowsOSが如何にムダにメモリを食っていたかを実感します。
持ち運びしたいならば、少し高くなりますが軽量化モデルにしても良いでしょう。
- 家で使うなら2万円台でもOK
- 持ち歩くなら軽量化された少し価格が上のマシンも検討
スマホやタブレットとはどうやって同期するの?
同じGoogleアカウントでログインすればGoogle系のサービスは同期できます。
同期というよりもデータを共有するという方が正しいかもしれません。
これだけでスマホ、タブレット、Chromebookのデバイス間で同じ環境で利用できます。
すべてのデバイスで同じGoogleアカウントを使えば、同じ環境でデバイスを操作できる
ファイルはどうやって管理するの?
Chromebookの設計思想的に、ファイルは基本的に内蔵ディスクに保管することが出来ないようになっています。
データやファイルをダウンロードしたら「ダウンロードフォルダ」に一時保管されます。
ファイルを保存する必要があれば、クラウドストレージに移動する必要があります。
つまり、一次領域のファイルはすべて不要なファイルということになるので、あとでまとめて削除すればOKです。
こういった使い方をすると、必要なファイルと不要なファイルが明確に分けられるので、あとで選別するムダな手間がなくなります。
Windowsのようにデスクトップに必要なファイルと不要なファイルが散在することがないので、ストレスフリーになります。
- ファイルは内蔵ディスクには保管しない
- 一時保管用にダウンロードフォルダがある
- ファイルの保管はすべてクラウドストレージ
- 慣れればストレスフリーになる
内蔵ディスクが少ない機種が多いけど、容量不足にならないの?
必要なデータはクラウドストレージに保存しますので、内蔵ディスクが容量不足になることはありません。
本ブログ管理人は、32GBの内蔵ディスクのChromebookを使っていますが、以下のように半分以上の空きがあります。
システム領域 11GB
インストールアプリ 3GB
キャッシュ等 1GB
一時領域のファイル 2GB
空き 15GB
利用している領域の大部分は、ChromeOSのシステム領域です。
保存したいデータは、すべてGoogleドライブとOneDriveに保管しています。
バッテリーの持ちはどう?
これまで使ってきた歴代のノートパソコンに比べると、感覚的にバッテリーの持ちはかなりいいです。
ブログ管理人のマシンは、バッテリー駆動時間10時間とありますが、外で使っていて困ったことは一度もありません。
Chromebookはどこで買えばいいの?Amazon?
Amazonで購入可能です。Chromebook特集ページがあるので、値段や用途別に比較しやすくなっています。
>>>Amazon Chromebook特集
Googleのオンラインストアもありますが、機種ごとにアマゾンやPCメーカーへのリンクがあるだけなのでふつうにAmazonから購入しておけばOKです。
まとめ
本記事では、Chromebookを使ってみてわかったことについて、ご紹介しました。
Chromebookは使い勝手とコスパを両立できる、すべてのひとにとって有力な選択肢になることは間違いありません。
いままで使ってきたWindowsやMacと使い勝手が違うので、一歩を踏み出すのに勇気がいりますが、その価値があるので検討してみてはいかがでしょうか。
- Chromebookはコスパがいい
- Chromebookは軽量で軽快
- WindowsやMacとは使い勝手が違うが慣れればストレスから解放される
- Chromebookはすべての人にとって有力な選択肢