格安SIM

【格安SIM】大手携帯キャリアから格安SIM(MVNO)に乗り換えるための手順と注意点を解説

本記事をご覧のあなたは、大手携帯キャリアから格安SIMへ乗り換えを検討されていることと思います。

あなたの周りにも格安SIMを使っている友人が増えてきて、格安SIMに乗り換えたあとの感想を聞いてみると

  • 月額料金が5000円安くなった
  • 品質も思ったより悪くなさそう

というように、「格安SIMは問題なさそうだ・乗り換えてみたい」とあなたも感じ始めたかもしれません。

でもその一方で、実際に格安SIMに乗り換えるには「いくつか疑問やハードルがある」ことも事実です。

  • 乗り換えには手間が掛かりそうだし
  • やり方がわからない
  • 乗り換えるときに初期費用が掛かりそう
  • 電話が使えなくなる期間があるらしい

本記事では、わたしの経験を踏まえて上記のような疑問にお答えしつつ、大手の携帯キャリアから格安SIMに乗り換えるときに必要な手順の概要について、流れをイメージしやすいようにざっくり解説していきます。

本記事でわかること
  • 大手携帯キャリアから格安SIMに乗り換えるための手順がわかる
  • 大手携帯キャリアから格安SIMに乗り換えるときの良くある疑問の答えがわかる

そもそも大手携帯キャリアとは?

本記事では、「大手携帯キャリアとは、au/docomo/softbankの3社」を指すことにします。

本記事では、これらの3社から格安SIM業者(MVNO)に契約を切り替えるために必要となる手順と、その大まかな流れをご紹介することで、二の足を踏んでいるあなたの手助けになることを目的としています。

大手携帯キャリアから格安SIM業者への乗り換え手順の流れ

大手携帯キャリアから格安SIM業者に乗り換えるときの手順の流れをご紹介します。

なるべくイメージしやすいように、各項目ごとに必要となる作業時間もあわせて書いていますので、ご参考にしていただければと思います。

上の図の「事前準備」と「切り替え作業」は必須です。「事後作業」は、今回の業者の乗り換えのタイミングでスマホ本体の機種変更をする場合のみ必要な作業となります。

上の図に書いた各項目について、ひとつずつ解説していきます。すでにお分かりの部分は飛ばしていただいて結構です。

事前準備①:フリーメールアドレスと自分名義のクレジットカードを用意する(10分)

既に何らかのメールアドレスと自分名義のクレジットカードを持っていれば、この項目は飛ばしていただいて結構です。

格安SIM業者の登録時にメールアドレスが必要になることが多いので、ひとつメールアドレスを用意しておきましょう。Gmailなら10分くらいで準備できると思います。

また、自分名義のクレジットカードを現時点で1枚も持っていなければ、お好きなクレジットカード会社に申し込んで発行しましょう。これはさすがに10分では無理で即日~数日かかるのが一般的です。

事前準備②:格安SIM業者とプランを決める(1時間)

乗り換える格安SIM業者を決めましょう。この作業の所要時間は1時間としました。

1円でも安くなるように徹底的に調査するとなると、いくら時間があっても足りませんし、実際に使ってみないことにはわかりませんので、1時間以内に業者を決定するというように時間を決めて作業を始めましょう。

調べるのに頑張りすぎた決めきれずに、「やっぱり別の日に切り替えよう」なんてことになったら本末転倒です。

本記事を書いている2019年9月に改めて格安SIM業者の比較調査をしたところ、月額の基本料金もサービス内容も横並びでほとんど差はありませんでした。

どの格安SIM業者を選んでも大きな差はないので、以下の点を気にして業者を選べばよいと思います。

  • 用意されているプランがシンプルでわかりやすいこと
  • 比較サイトのランキングに載っているか(あまりにもサービスとして普及していない業者はやめとこう)
  • いま持っているスマホをそのまま使うつもりなら、そのスマホが使えるプランがあること※後述します
  • プランが決められなければ3GBプランにしましょう(困るとしてもスマホで動画が見られなくなるくらいのものです)

ちなみに、わたしは「IIJmio」を3年ほど利用していますが、特に不満はありません。なかなか決めきれないならば、mineoやIIJmioなどの有名どころに決めてしまえばよいと思います。

事前準備③:スマホ本体を用意する(1時間)

格安SIMに乗り換えるタイミングで、スマホの本体の調達方法を考えましょう。

【いまのスマホをそのまま使う場合(最もお金がかからない)】

この場合、スマホは自分の今のスマホを使い、スマホに差すSIMカードのみを格安SIM業者から送ってもらう、ということになります。

おそらくスマホ本体には利用を制限するための「大手携帯キャリアのSIMロック」が掛かっています。乗り換え先の格安SIM業者で「SIMロックがかかった状態で使えるかどうか」を確認しましょう。

この説明ではイメージが沸かないと思いますので、例を用いてご説明します。

例えば、格安SIM業者mineo(まいねお)の料金プランを例にとってみましょう。

料金プランには、Aプラン、Dプラン、Sプランという3タイプが用意されています。このアルファベットは、A=au、D=docomo、S=softbankを意味しています。

  • Aプランで利用可能なスマホは、auのSIMロックが掛かったスマホか、SIMロックを解除したスマホ(SIMフリー)のどちらかを利用できます。
  • Dプランで利用可能なスマホは、docomoのSIMロックが掛かったスマホか、SIMロックを解除したスマホ(SIMフリー)のどちらかを利用できます。
  • Sプランで利用可能なスマホは、softbankのSIMロックが掛かったスマホか、SIMロックを解除したスマホ(SIMフリー)のどちらかを利用できます。

つまり、SIMロックが掛かっっているスマホ本体を、格安SIM業者のSIMを差して使うためには以下のどちらかの対応が必要になります。

  1. SIMロックが掛かっていても使えるプランを選ぶか
  2. 3,000円ほど費用をかけてSIMロックを解除する

例えば、いまauと契約していてスマホにもauのSIMロックが掛かっているのに、mineoのDプランやSプランを申し込んでも、そのスマホは利用できないということになります。auのSIMロックが掛かったスマホを使うなら、Aプランに申し込む必要があります。

この説明でお分かりいただけたでしょうか。

【格安SIMに乗り換えるタイミングで、スマホ本体も変える場合】

中古のスマホを購入して格安SIM業者のSIMを使うならば、その中古のスマホがSIMフリーなのか、au/docomo/softbankのSIMロックが掛かっているのかを確認したうえで購入して、格安SIM業者のプランを選ぶ際にも、それを意識してプランを選ぶ必要があります。

もし、上に書いた「SIMロック」とか「スマホ本体にあったプラン」のご説明内容がよくわからないということであれば、格安SIM業者でスマホ本体もあわせて購入するのがよいと思います。

自分でスマホ本体を用意するのに比べれば、多少の初期費用は掛かりますが、スマホ本体のSIMロックについて意識する必要はありませんし、節約できる月額料金でスマホ本体の費用はすぐに回収できます。

事前準備④:MNP(携帯番号ポータビリティ)で予約番号を入手する(30分)

下にも書きましたが、この作業は次の「切り替え作業①:Webで申し込みする(30分)」の直前に行うことをおススメしますが、まずは作業の内容についてご説明します。

ほとんどの場合は、自分の携帯電話の番号を変えずに格安SIM業者に乗り換えたいと思うでしょう。もちろん可能です。ですが、その場合は「MNP(携帯番号ポータビリティ)の移転手続き」が必要になります。

安心してください、簡単ですよ。(^^)/

au/docomo/softbankごとに決められた電話番号に連絡して、MNP予約番号という10桁の番号を払い出してもらうだけです。この番号は、格安SIM業者に乗り換える際に必要となります。

1点だけ注意してほしいのが、MNP予約番号には15日という有効期限があることです。格安SIM業者に登録手続きをする際に、10日以上の有効期限が必要というような制約があるので、MNP予約番号の取得は格安SIM業者に登録する直前に行いましょう。

いま契約している大手携帯キャリアごとに決められた以下の番号に電話して、オペレーターにMNP予約番号の払い出しを依頼してください。

キャリア        携帯電話から掛ける場合の電話番号
au0077-75470
docomo151
softbank*5533

時間帯によっては長い時間待たされるかもしれませんが、それでもオペレーターにつながってから約10分でMNP予約番号の払い出しができますので、辛抱強く待ちましょう。※契約しているキャリアのショップでMNP予約番号を払い出してもらうという手もあります。

さて、事前準備はここまでで終わりです。

ここからは、切り替え作業です。(^^)/

切り替え作業①:Webで申し込みする(30分)

事前準備が出来たら、Webで申し込みをしましょう。スムーズにいけば30分あれば終わると思います。

※後述しますが、Webで申し込むとSIMカードが手元に届くまでに数日かかります。もし、1日のうちにすべての切り替え作業を完了したい場合は、店舗で申し込みをすることもできます

格安SIM業者のWebページに行くと、新規申し込みの入り口はすぐに見つけることができます。契約するプランも事前に決めているでしょうから、迷わず登録手続きを進めましょう。

登録時には、氏名・住所などの情報のほかに、事前に用意しておいたメールアドレス、決済用のクレジットカード、MNP予約番号なども入力します。

Web登録が完了したら、次の項目にすすみます。

切り替え作業②:SIMカードが届くまで待つ(2日~1週間)

格安SIM業者によりますが、Web申し込みしてから数日するとSIMカードが郵送されてきます。どのくらいの日数でSIMカードが送付されてくるかは、Web申し込み時に登録した自分のメールアドレス宛に通知が来ると思いますが、おおむね1週間以内に届くことが多いようです。

【IIJmioのSIMカードと開通手続きの説明書】

ちなみに、わたしがIIJmioで申し込んだときは3日後にSIMカードが郵送されてきました。

※何日も待ちたくないという場合は「注意事項・質問事項まとめ」を参照してください。

切り替え作業③:電話番号を新スマホの方のSIMに切り替える開通手続き(30分)

現時点では、自分の電話番号に電話をしてもまだ旧スマホに着信するはずです。開通手続きを完了すると、新しいスマホの方に着信するようになります。つまり、自分で開通手続きをすると、約30分以内で携帯業者の切り替えが完了します。

この手順については、格安SIM業者のSIMカードと一緒に送られてくる説明書に書いてあるはずですので従ってください。※上の画像の真ん中の説明書です

切り替え前の通話できる方のスマホで、説明書に書いているフリーダイヤルに通話して、音声ガイダンスに従って2~3操作するだけです。

10分~15分しても新スマホで通話できるようにならない場合は、スマホ本体を再起動などしてみると良いと思います。

なお、この切り替えの間の途中10分~20分だけ、電話番号で着信できない状態になります。

事後作業①:新スマホの初期設定をする(1時間)

今回の携帯業者の乗り換えのタイミングでスマホ本体を変える場合は、新スマホの初期設定が必要になります。

その場合は、「切り替え作業③:電話番号を新スマホの方のSIMに切り替える開通手続き(30分)」の前におこなう必要があるかもしれませんので、作業内容が前後することをご了承ください。

作業の手順については、格安SIM業者のSIMカードと一緒に送付される説明書に記載がありますのでそちらを参照してください。

なお、IIJmioの場合の初期設定の手順は、上の画像の左側の説明書に書いてあります。

ひとつ注意点としては、初期設定の作業にはwi-fi接続が必要になるということです。ご自宅のインターネットでwi-fi接続できる機器を利用するか、どこかwi-fi接続が可能な場所で作業をしてください。

事後作業②:旧スマホのデータを新スマホに移行する (~数時間)

格安SIM業者に乗り換えるタイミングでスマホの本体を変えた場合は、旧スマホから新スマホに電話帳のデータを移行したり、アプリをインストールし直したりという作業が必要です。

格安SIM業者に乗り換えるときに最も手間がかかる作業は、実はこの移行作業かもしれません。

ですが、この移行作業は格安SIM業者への乗り換えとは関係なく、単純に機種変更したために必要になる作業であり、また機種ごとに移行方法が千差万別なので詳細は割愛いたします。

移行作業をしたくない場合は、乗り換え前に使っているスマホ本体をそのまま利用することをおススメします。

注意事項・質問事項まとめ

ここで、格安SIMに乗り換えるときに良くある質問事項についてまとめてご説明します。

1日で乗り換えはできないの?

格安SIM業者に登録する際にWebで申し込むと、SIMカードが届くまでに数日~1週間ほどかかります。

格安SIM業者によっては、大手家電量販店などで申し込み窓口が用意されていますので、窓口で申し込みをすれば、1日で乗り換えが完了します。

窓口で申し込みをする場合は、上に書いた流れのうち、切り替え作業①~③が約2時間で完了します。その後のスマホの初期設定などは自分で家に帰ってから行う必要があります。

なお、窓口で申し込みをすると、手続きの諸費用が多少かかることがありますのでご注意ください。

格安SIMに乗り換えるときに電話が使えなくなる時間はどらくらい?

Web申し込みの場合と、家電量販店の窓口での申し込みの場合では多少違いがありそうです。

【Webで申し込みむ場合】

Webで申し込みをする場合は、格安SIM業者からSIMカードが届くまでに数日かかりますが、この時点では旧スマホはこれまでと同じように使えています。

電話が使えなくなるのは、「切り替え作業③の開通手続きの途中10分~20分」のみです。自分のタイミングで切り替えできるので、都合のよいときにやればよいです。

【家電量販店の窓口で申し込む場合】

家電量販店の窓口で申し込みをする場合は、2時間くらいで開通手続き済みのSIMカードをその場で受け取れるので、電話が使えなくなるのは約1時間~2時間です。

ただし、スマホの機種変更をする場合は、初期設定の時間などを考慮すると数時間くらいということになります。

格安SIMに乗り換えるときにかかる初期費用はいくら?

格安SIMに乗り換えるときに必要な初期費用として、以下のようなものがあります。

  • スマホ本体をこのタイミングで変えるなら、本体費用が必要です。
  • MNPの転出手数料として、キャリアによりますが約3,000円必要です。
  • キャリアによりますが、タイミングによっては解約時の違約金として10,000円くらいかかります。
  • 格安SIMとの契約時に3,000円くらいの事務手数料が掛かることが多いです。※Web登録だと0円になることも多いです
  • SIMカード発行手数料として1枚300円~1,000円くらいかかります。

大手携帯キャリアの違約金が最もムダな費用になりますが、格安SIM業者の多くには違約金なんてものはありませんので安心して乗り換えましょう。

まとめ

本記事では、大手キャリアから格安SIM業者に乗り換える際に必要な作業について、流れをご説明しました。

格安SIMに乗り換える作業は、やってみれば実質1日あれば終わるようなものです。1日の作業をするだけで、月額5,000円も節約できるならば、やらない手はありません。

あれこれ調べるのが面倒であれば、格安SIMへの乗り換えができる家電量販店の窓口に行けば、当日のうちに乗り換えが完了してしまいますので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 格安SIMに乗り換えるための作業は、実質1日でできる作業量
  • 月額5,000円くらいの節約になることが多い
  • 大手携帯キャリアから格安SIMに切り替えるときに電話が使えなくなる期間は10分~20分
  • 格安SIMへの乗り換えを窓口でやってもらうと、当日のうちに約2時間で切り替えが完了する