「秒速で1億円稼ぐ男」のキャッチフレーズで一世を風靡した、あの与沢翼さんの著書「ブチ抜く力」、実は前から気になっていました。
というのも、有名ブロガーのイケハヤさんやマナブさんらがこの本を推薦されていたのを
目にしていたので、いつか読もうと思っていたのでした。
昨夜、なかなか寝付けないので、ついアマゾンでポチっとkindle版を購入してしまいました。
タイトルの『ブチ抜く力』から想像すると、わたし自身のフリーランスとしての現状をひとつ打破するためのキッカケを与えてくれるような、そんな刺激に満ちた内容であることを期待して手にしました。
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著者情報
本記事でご紹介する本はコチラです。
- 著者:与沢翼
- タイトル:ブチ抜く力
- 出版社:扶桑社BOOKS
どんな人におススメの本?
本書のタイトルにもなっている『ブチ抜く力』の意味を、簡潔に説明した一文をここに引用します。
ブチ抜く力とは、あらゆる常識を覆し、世間の考える限界を突破して、
与沢翼(著)「ブチ抜く力」より引用
とてつもない結果を超スピードで得るための力です。
「秒速で1億円稼ぐ男」としてもてはやされていた与沢翼さんは、2014年に会社を潰して無一文になりました。
その後、2018年に総資産が再び数十億円になるまでの4年間の原動力となった「ブチ抜く力」について本書で惜しみなく語っています。
この本は、こんなひとにこそおススメしたいと感じました。
- これから企業したいひと
- 会社を辞めて独立するかどうか迷っているひと
- 何かの分野で圧倒的な結果を出したいと考えているひと
本の流れとしては、「ブチ抜く力」のエッセンスについて、与沢さんの過去のエピソードを交えた35個のルールとして語られています。
1つのルールは5分程度で読めるので、忙しいサラリーマンも電車の中でサクッと
読めそうです。
本書で印象に残った言葉
本書の35のルールの中で、特に私の印象に残った言葉についてご紹介します。
ルール2:何事も「最短・最速」で
多くの人は「大きな目標は時間をかけてコツコツやらないと実現できない」と思っているかもしれませんが、実は違います。全くの逆なのです。
与沢翼(著)「ブチ抜く力」より引用
つまり、長期的な目標は負荷が少ない代わりに道のりが長いため、強い意志と自己管理能力が必要だと言っています。
そして、ほとんどの人はコツコツ継続する能力がないので、挫折しないためには、大きな目標こそ一気に最短・最速でやり抜け、ということです。
コツコツやることの難しさは、わたしにも、おそらく誰にでも、身に覚えがあるでしょう。
成果が保証されていることならば、努力を積み上げることは簡単ですが、成果がでるかわからないことをコツコツ継続するのはとても困難なことです。
すぐに成果が出ないことは、時間をかければかけるほど自信を失い、自分の才能と努力の意味を見失います。
だから短期間で圧倒的にやり抜くことが大切なんですね。
ルール4:3週間、徹底的にやり切れ
一度、何かを3週間単位でやり抜くと、その間に経験値が爆発的に溜まっていき、やる気も高まるし、初めての物事でもだんだんと理解できるようになってくるのです。そして、最初に比べると何倍、何十倍もの効率で飛躍的に高い結果を得られるようになっていきます。
与沢翼(著)「ブチ抜く力」より引用
この節を読んで思い出しました。
本ブログでも紹介している、仮想通貨の自動売買プログラムはPythonというプログラム言語で作成しているのですが、わたしは初めから書けたわけではありません。
しかし、自動売買プログラムに興味を持ってからベースとなるプログラムを完成するまで
は寝食の時間を惜しんで、約3週間でやり切った覚えがあります。
そして3週間後には、プログラミングや仮想通貨のトレードに関する知識が圧倒的に増えていて、さらに優れたプログラムに改良するアイディアをいくつも思いつくようになっていました。
誰にでも短期間でやり抜いた成功体験くらいはあるのです。
ルール12:勝敗を分けるのは「どれだけ種をまき続け、失敗を積むか」
資質や才能を気にする以前に、「種を蒔く事」を続けられた人しか成功者にはなれないのです。
与沢翼(著)「ブチ抜く力」より引用
これはブログ運営に当てはまるかもしれません。
本ブログは、現時点ではほとんど誰にも閲覧されていません。
ですが、毎日のように黙々と記事というタネをまき続けることで、やがて誰かに見てもらえるようになるかもしれません。
続けることで成功が約束されるわけではありませんが、タネをまき続けなければ絶対に成功することはありません。
失敗を積み重ねてもタネをまき続けることで、成功する可能性が広がると信じて、いまブログを書いています。
まとめ
本書『ブチ抜く力』を読んでいて、終始一貫して私が感じたのは、「徹底的にやり抜くことの大切さ」についてです。
しかも、生半可なやり抜きではなく、全力で徹底的にやり抜くこと。
まずは3週間、思いっきりやってみること。
そうすれば、そこには新しい景色が見えてくる。
そんな、モチベーションを与えてくれた一冊でした。
これから、何かにチャレンジしようとしている方は、ぜひ読んでみてください。